配当利回り・PER・シラーPERの長期推移を掲載しています。
<配当利回りの推移>
<PERの推移>
<シラーPERの推移>
「各指標の見方」
<配当利回り>
過剰に相場が上昇する局面においては米国企業の増益ペースと株価上昇ペースが不釣り合いになるため、配当利回りが低下傾向で推移します。一方リスクオフ局面では株価は動くものの、ファンダメンタルズが大きく変化しないことから配当利回りは上昇する傾向にあります。またこの配当利回りが妥当かどうかは米国債利回り(特に10年以上の利回り)と比較されます。
<PER>
いわずとしれた株価を見る上での代表指標。株価÷EPSで計算され、倍率が高ければ高いほど株価は割高と言われています。ただしリーマンショックのような急激な経済活動のシュリンクが起きるとEPSが大きく減少するため、それによりPERが急上昇するということもあります。またPERの妥当性を測る上ではリスクフリー利率(いわゆる米金利)との比較も重要で、金利が高ければ高いほどリスクプレミアムが要求されるためPERは低い水準を求められ、逆に金利が低ければリスクプレミアムが圧縮されるためPERは高い水準でも許容されます。
<シラーPER>
過去10年間の1株あたり純利益の平均値をインフレ率で調整した実質純利益で計算したPER。過去10年分を利用するため遅行するのと、デフレ傾向になると調整がマイナスに効くためPERが低くでることもある。
上記で各指標においての比較として米国債を挙げているが、米金利についてはこちらのページでデータを時系列で掲載しているため参考にしてみてください。