プットコール取引高・残高

プットコール取引からマーケットの状況を掴むにはレシオを見るだけでは不十分で、実際にどう取引高が変遷して、残高がどう動いているのかを見るのも重要性が高い。

「プットコール日次取引高」

<総合>

<インデックス>
基本的にロングポジションをヘッジするためにプットを買う取引が一般的。

<ETF>
こちらもインデックスオプションの取引と同様にロングポジションをヘッジするためにプットを買う取引が一般的。

<個別株>
昨今は個別銘柄でワンチャンスを狙うためにコールを取引するブームが発生している。
特にリスクオフ中とリスクオンのピークの両方で急激に取引高が膨らみやすいので、いずれにしても取引高が急増した時は何かしら相場に地殻変動が起きていると考えた方が良さそう。

<VIX>
リスクオフの初期はコールが買われる傾向だが、リスクオフが深刻化すると逆張りのプット買いが急増する。

<SPX>

「プットコール残高」
残高推移は日次取引高よりは重要性が低い。
またグラフがギザギザなのは満期になったオプションが消滅するためで、これも過去比較する時に分析しづらい要因になっている。

<総合>

<インデックス>
残高ベースで見るとプットもコールも積まれていない状況。

<ETF>

<個別株>
ワンチャンスを狙った個別株コール買いブームが発生している。2020年以降は特に個人によるコール買いが寄与していると言われている。

<VIX>
コロナウイルス暴落以降ややプット残高が多い状況が継続。

<SPX>