【コロナウィルス Stringency Index】
Blavatnik School of Governmentが公開している各国のコロナウィルス感染対策でどれだけ厳しい制限をかけているかを示すインデックス。この数値が高ければ高いほど、日常生活行動や経済活動が制限されていることを意味しており、メディア報道の一部切り抜きだけではわからない各国のコロナウィルス感染対策に伴う行動制限状況がわかる。
「東アジア各国」
島国で国土面積も広くないために感染症対策が上手くいっている台湾以外は大きな差はなし。中国は独自ワクチンを打ってはいるものの、英国・米国のような行動制限解除にまでは数値上は至っていない上に、未だに非常に高い数値があることから外国から見てもわからない制限が色々かかっているように感じる。
「欧米先進国」
ワクチン接種で一歩先を進んでいる米国・英国がやや経済活動再開ペースが速い一方で、それよりワクチン接種が遅れている国の制限活動の改善ペースはゆるめ。特に欧州は陸続きのために、自国だけの制限では改善速度が上がらないことがややマイナス。
「東南アジア・オセアニア」
ほぼ感染者をゼロにしているニュージーランドはかなり経済活動の正常化が進んでいるが、その他はまだ厳しい。特に感染者が爆発しているインドはこれから厳しくなる可能性が高い。
「その他大型新興国」
トルコが単純に経済面だけでなく活動制限も厳しく、最も追いつめられているように見受けられる。メキシコやロシアは意外と経済活動再開が進んでいて余裕があるように見える。
「その他各国」
投資にはあまり関係ない地域の状況。ワクチン接種状況の速いイスラエルの経済活動再開ペースがや速い。